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さよならピアノソナタ

 さよならピアノソナタ

作者 杉井 光        イラスト 植田 亮        レーベル 電撃文庫

  • あらすじ
高校に入る前の春休みに、ぼくは彼女に出会った。彼女とぼくの始まりと終わりの場所である「心からの願いの百貨店」で。
彼女とぼくは高校に入って再会する。最初に彼女は言った、「6月になったらわたしは消えるから、忘れてください」と。
天才少女ピアニストと呼ばれていた彼女は、ピアノを弾かず、ひたすらエレキギターの超絶テクを練習して毎日をすごす。
人との交流を避ける彼女も、なぜだかぼくとは少し話をしてくれた。彼女と過ごすうちに自分の心にめばえる新しい気持ちに気付く。
しかし、彼女との別れはさけられない。彼女にはここにいられない理由があった。ピアノが弾けない秘密もあった。
それでも、ぼくらはいっしょにいた。

  • 解説
音楽ばかりを聞いて育った少年が、天才少女ピアニストに出会うボーイミーツガールストーリー。作中には実在の音楽家の名前や曲名が多数登場する。
作中の文章も、音楽、とくにバンドをやった経験がある人にはよくわかる表現が多く、経験のない人にとってはよくわからないと思われるものも多い。
本編は「さよならピアノソナタ」、同2、3、4の4巻からなる。各巻ともイラストの植田 亮先生のイラストがとてもきれいで印象的である。
ストーリーは面白く、読みごたえもあるが、主人公がヒロインへの気持ちに鈍感で、1巻からそのような描写があるにもかかわらず4巻までその気持ちに気付かないのは、
読者へのじらしの限界を超えてしまっているように思う。
「このライトノベルがすごい2009」(宝島社)においてベスト20にランクインしている。

  • 最終更新:2009-04-19 21:12:10